「人権と生活」カテゴリーアーカイブ

『人権と生活』62号目次

人権と生活_62号表紙

■主張 「煮て食おうと焼いて食おうと自由」と「日本人ファースト」

■【特集】継続する排外主義を断ち切るために――在日朝鮮人の権利闘争史に学ぶ

◇第1部 対談 記者として経験した1960―70年代の権利闘争

◇第2部 パネルディスカッション 排外主義と「同化」に立ち向かうために:運動の“これから”を探る

■インタビュー

◇丹羽雅雄さん/朝鮮学校の権利問題は、数ある課題の一つではなく日本の本質的課題

■民族教育

◇第一ハンマウムの会結成までとこれから …… 森本孝子

■トピック

◇クルド住民の平和 壊すのは誰――仕事と暮らしを脅かす排外熱 …… 田中洋一

■連載

差別とヘイトのない社会をめざして(21)

殺すことも殺されることもない権利 …… 前田朗

■追悼・山本玉樹さん

北海道「在日朝鮮人の人権を守る会」事務局長 山本玉樹さんを悼む

“朝鮮人を守るため「六法」と「無法と不法」学べ”  …… 朴日粉

■会員訪問/李玲実さん(朝鮮大学校外国語学部教員)

歴史に刻まれた朝鮮女性たちの軌跡を、原動力に

■会員エッセイ

沸点を適度に …… 朴錦淑

■書籍紹介~人権協会事務所の本棚から~

■注目ニュース

■人権協会活動ファイル 2025・11~2026・4

■資料 在日同胞出生・死亡統計、在日同胞婚姻統計、在日同胞離婚統計、【緊急声明】差別を拡大する「高校無償化」制度の改悪に反対し、すべての子どもたちに学ぶ権利を保障することを求める声明、「朝鮮高校を『高校無償化新制度』から除外した民族差別の撤回を 求める院内集会」(2026年4月23日開催)で文部科学省に提出した要請書

『人権と生活』62号 主張

「煮て食おうと焼いて食おうと自由」と「日本人ファ-スト」

 「日本人ファースト」を唱える政党が議席を伸ばし、「外国人の住みにくい街を!」と叫ぶ候補者まで出てくる中、政府や国会において外国人への管理、規制の強化や日本人優遇を図る政策が続々と推し進められている。

 2023年の入管法改定では、他国と比べて極端に低い難民認定率はそのままに、難民申請中でもその申請が3回目以降ならすぐにでも追放できることとなり、2024年の入管法改定では、在留カードの常時携帯をうっかりしなかっただけでも取り消されかねない永住資格の取り消し要件拡大(2027年6月までに施行)がなされた。そして昨年5月には「不法滞在者ゼロプラン」が作動、問答無用の退去強制が吹き荒れている。また昨年10月からは「経営・管理」の在留資格要件が極端に厳しくなり、今年の国会では在留資格の更新料を大幅に値上げする入管法「改正」案の討議が進むなど(本稿執筆現在)、まさに外国人は「煮て食おうと焼いて食おうと自由」といった様相を呈している。

 この「煮て食おうと…」という暴言、これは1965年11月に発刊された『法的地位200の質問』という本において述べられたものだ。同書の著者、池上努は法務省入管局付検事、同参事官を歴任し、1965年に締結された日韓基本条約に至るまで回を重ね開かれていた「在日韓国人の法的地位委員会」では日本側の代表補佐を務めてきた人間である。

 そう、同書はまさに韓国と国交を結ぶにあたり、懸案事項の一つであった在日朝鮮人の永住資格付与など法的地位に関わる問題を韓国政府と直接行っていた担当者が問答形式にして述べたものなのである。

 この暴言は当時の国会でも問題にされた。が、この本で問題にすべき点はそれにとどまらない。

 「遠い将来において在日韓国人が真に幸福になる道は何かということを十分検討した結果、日本政府としては、真に日本に定着して日本の社会人になろうという韓国人には、何時までも外国籍でいたんでは好ましくないし、同化つまり帰化して貰うことが一ばんよいのではなかろうか」とし、子どもたちは「日本の社会に定着する以上は、施設もよく教育内容も充実した日本の小、中学校に入れるべきものでそれがむしろ本人自身の将来の幸せであると思うのである」と述べ、さらには朝鮮学校に対し「このような非合法学校は全く文部省の管轄外である。街のそろばん学校のようなものである。従ってこのような学校(学校というのも当てはまらないかも知れない)を閉鎖させるためには実力行使しか方法がない」とまで述べているのだ。

 これら池上の発言からは朝鮮人へのあからさまな「上から目線」、そして治安管理の対象としてみる視線、そして植民地時代から引きずる同化思想が見て取れる。1945年、日本の敗戦=植民地支配の終了とともに清算されるべきであった考え方が、その20年後の1965年においても息づいていたことをこの本は私たちに否が応でも分からせてくれるのである。

 それからさらに60年以上もの歳月が流れた。しかし、この本は過去の遺物と片付けられない笑えない状況が続いている。

 今年の国会には、私立学校の高校に通う生徒たちへの支援をさらに手厚くするとする「高等学校等就学支援金の支給に関する法律」(「高校無償化法」)の一部を改正する法律案も上程され、3月31日に成立、翌4月1日から施行されている。

 今回の法「改正」は、所得制限がなくなり、私立高校の場合は、支給上限を45万7200円まで引き上げるというものだが、この「改正」法でも、朝鮮学校ははなから適用外とされている。さらにはこれまで「高校無償化」法が適用されてきた外国人学校についても、施行規則(省令)によって同法の適用対象から外し、予算措置によってこれまでの水準での補助まではするという「権利」ではなく「恩恵」レベルのものへと格下げがなされた。

 さらに外国籍者の場合は、その在留資格によって適用対象か否かの線引きをするということまで持ち込まれた。「特別永住者」、「永住者」およびそれに準ずる者までは対象とするが、「留学」等の在留資格の者らは対象外とするとしたのである。

 「日本人ファースト」の掛け声に支えられ「煮て食おうと焼いて食おうと自由」といった考えがまたぞろ吹き出し、「高校無償化」制度や入管制度をさらに歪なものにしているというほかない。

 多くの人々と手を携え、これらの動きをせき止めていきたい。

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在日本朝鮮人人権協会 k.jinken94@gmail.com

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『人権と生活』59号目次

人権と生活_59号表紙

■主張 結成30周年を迎えて

■【特集】在日朝鮮人差別の構造とその打開に向けて~在日本朝鮮人人権協会結成30周年を迎え~

◇クロストーク「90年代以降の在日朝鮮人差別の構造」 ……鄭栄桓・藤永壮・金星姫

◇リレートーク「現場の声を聞く」 ……康仙華・任真赫・金星姫

■インタビュー

◇顧問・姜惠眞さん/権利擁護運動史の新時代への転換点

■トピック

◇2024年通常国会における入管法および入管特例法改定について

――永住資格の取り消し要件拡大と有効期間問題を中心に ……金東鶴

■連載

差別とヘイトのない社会をめざして(18)変わり始めた憲法学

――レイシズム憲法学から非差別憲法学へ ……前田朗

■追悼 金賢玉さん

同胞の生に寄り添った総聯活動家 ……朴金優綺

■会員の事務所訪問

矛盾と不条理に立ち向かい、同胞にとって心強いと感じてもらえる弁護士を目指して ……白充さん(弁護士)

■書籍紹介~人権協会事務所の本棚から~

■人権協会活動ファイル 2024・5~2024・10

■資料 在日同胞・在日外国人人口統計、在日同胞帰化許可者数統計、人権協会30年のあゆみ<1994ー2024>、在日外国人無年金問題に関する打越さく良議員による質疑[参議院厚生労働委員会、2024年5月30日]、在日外国人無年金問題解決へ向けた要望[年金制度の国籍条項を完全撤廃させる全国連絡会、2024年8月1日]


金賢玉さんへのインタビュー(『人権と生活』35号、2012年)

金賢玉さんのご逝去(2024年7月)を受けて、本協会の会報『人権と生活』35号(2012年)に掲載した金賢玉さんへのインタビュー記事をオンライン公開しました。ぜひご一読ください。

*関連記事:追悼・金賢玉さん――同胞の生に寄り添った総聯活動家/朴金優綺

『人権と生活』58号目次

人権と生活_58号表紙

■主張 すべての子どもが大切にされる、差別のない社会に向けて

■【特集】外国人学校の子どもたちの権利保障に向けて~子どもの権利条約批准から30年~

◇子どもの権利条約批准30年――「こども基本法」制定などの進展と残された課題 ……平野裕二

◇「子どもの最善の利益」の観点から、朝鮮学校の子どもたちの権利保障を!――子どもの権利条約批准から30年、朝鮮学校の子どもたちの人権を守る闘いから ……宋恵淑

◇高校無償化、幼保無償化、補助金問題以外にも・・・朝鮮学校をはじめとする外国人学校処遇における様々な問題 ……金東鶴

◇本当に「誰も置き去りにしない」社会を目指して―― 地域でブラジル学校のサポートに関わってきた経験から ……河かおる

■インタビュー

◇上村和子さん/「負けない闘い」から「残る闘い」に――人権の視点から、朝鮮学校の子どもたちへの差別を許さない仕組みを日本社会に残す闘いを

■トピック

◇猛威ふるう加害史の抹消――「強制連行」否認、歴史改ざんへの同調・忖度深化 ……常盤辛

■寄稿

◇差別されない権利とは何か?――「『復刻版全国部落調査』出版差止事件」控訴審判決を例に ……河村健夫

■連載

差別とヘイトのない社会をめざして(17)脱植民地フェミニズムに学ぶ ……前田朗

■会員訪問

◇梁聡子さん(成城大学グローカル研究センター招聘研究員)

■会員エッセイ

◇「人権と生活」のバランス ……朴賢憲

■書籍紹介~人権協会事務所の本棚から~

■人権協会活動ファイル 2023・11~2024・4

■資料 在日同胞出生・死亡統計(1955-2022)、在日同胞婚姻統計(1955-2022)、在日同胞離婚統計(1996-2022)、国連・子どもの権利委員会から日本政府に対し出された朝鮮学校に通う子どもたちに対する差別の是正を求める勧告と関連する子どもの権利条約条文

『人権と生活』58号 主張

すべての子どもが大切にされる、差別のない社会に向けて

日本が子どもの権利条約を批准して今年で30年になる。この条約にのっとり、すべての子どもが将来にわたって幸福な生活を送ることができる社会の実現を目指し、子ども政策を総合的に推進することを目的とする「こども基本法」が2022年6月に成立し、2023年4月に施行された。

しかしながら現在、同じ「学校」でも公・私立間で制度的な支援に違いがあるほか、私立の中でも、民族教育を実施している外国人学校の多くはいわゆる教育基本法上の一条校ではない各種学校の地位にあるため、一条校と同等の普通教育を行っていながらも様々な支援制度の枠組みの対象から外れている。外国人学校に通う子どもたちは、一条校に通う子どもたちと比較して、今も様々な不利益・不公平を被ることを余儀なくされている。

さらに、同じ各種学校の中でもとりわけ朝鮮学校に関しては、政治外交上の理由をもって「高校無償化」制度からも排除され、少なくない自治体において補助金が停止・減額される事態が継続している。こうした状況が構造的差別となり、現在も差別を再生産し続けている。たとえば、低所得者世帯向けの事業として、元来一条校に通う生徒の保護者を対象に各自治体で実施されてきた「私立高等学校等奨学のための給付金」は、「高校無償化」制度が始まったことにより、一条校から「高校無償化」が適用されている各種学校等にその対象が「拡大」された結果、朝鮮学校だけが排除されることとなった。その他、補助金や助成制度の対象とならないことから、学校における保健室運営や学校給食等、子どもたちが本来差別なく享受すべき環境が整わない現実がある。

「こども基本法」において、こども施策の基本理念として「全てのこどもについて、個人として尊重され、その基本的人権が保障されるとともに、差別的取扱いを受けることがないようにすること」と規定されているとおり、自身の国籍や人種、信条、性別、障害の有無、家庭の形態はもちろん、子どもたちが通う学校の法的区分などにもかかわりなく、あらゆる子どもたちが上記のような様々な支援制度の対象であると解釈されるべきである。

日本政府は、子どもの権利条約の遵守状況を審査する子どもの権利委員会をはじめとする国際人権条約諸機関によってたびたび出されてきた外国人学校・朝鮮学校差別是正を求める勧告に対して、これまでまったく誠実に向き合ってこなかった。そして、今も政府自ら同条約の精神を裏切り続けている。

様々な制度的枠組みから外れた朝鮮学校をはじめとした外国人学校の運営は財政的にも困難を極めている中、文字通り汗と涙の滲む自助努力と、地域社会における善意に裏打ちされた日本人支援者などによる支援活動で持ちこたえているが、こうした状況を美談で終わらせず、日本の構造的差別を打ち破るための力強い運動を展開していきたい。

『人権と生活』57号 主張

ヘイトのピラミッドを打ち崩す場としての朝鮮学校で

 米国の反ヘイト団体であるAnti-Defamation Leagueが作成した「ヘイトのピラミッド」(46頁参照)は、デマを信じたり受け入れたりするなどの先入観に基づく態度や、いじめや嘲笑などの偏見に基づく行為がピラミッドの下部に位置し、それらが、政治・教育・雇用などにおける差別行為、殺人・放火・脅迫などの暴力行為、特定の集団に対するジェノサイドから成るピラミッドの中間部から上部を下支えしていることを分かりやすく示している。

 このピラミッドに日本における在日朝鮮人の人権状況を当てはめてみると、ネット上に氾濫するデマを信じるコメントなどの先入観に基づく態度、ヘイトスピーチなどの偏見に基づく行為、「高校無償化」制度からの朝鮮学校除外などの差別行為、ウトロ地区への放火事件・朝鮮学校生徒へのヘイトクライムなどの暴力行為に至るまで、在日朝鮮人への「ヘイトのピラミッド」は着々と積み重なっており、100年前の関東大震災時の朝鮮人虐殺というジェノサイドを彷彿とさせる危機的な状況が迫っているといえる。

 在日朝鮮人への「ヘイトのピラミッド」を下支えするのが在日朝鮮人への先入観や偏見だということは、ウトロ地区放火事件の犯人が、「ウトロ地区の住民が土地を不法に占拠している」「在日朝鮮人は日本人よりも優遇されている」などのネット上のデマを鵜呑みにし、在日朝鮮人への差別的な動機に基づいて犯行に至ったことを考えれば容易に納得がいく。

 犯人には在日朝鮮人の知人もいなかったというが、もしも犯人に在日朝鮮人の知人がいれば、ウトロや在日朝鮮人の歴史を正しく学んでいれば、事件は起こらなかったのではないかと思わざるを得ない。事件後、ウトロの住民が放火後の焼け跡を見ながら話したという「もし、火をつけた青年がここへ来ていたらご飯を食べさせてあげたのに。そしたらあんな大それたことせんでも済むやん」との言葉は、まさに事件の本質を突いている。

 在日朝鮮人と出会い、言葉を交わし、知り合っていく。そのプロセスが在日朝鮮人への先入観や偏見を正し、ひいては在日朝鮮人への差別・暴力・ジェノサイドを食い止める防波堤になるのだとしたら、日本各地にある朝鮮学校は、日本で在日朝鮮人と確実に出会い、知り合うことのできる場として、その防波堤の役割を果たしているといえるのではないだろうか。朝鮮学校の子どもたちと触れ合える公開授業、七輪を囲んで焼肉をつつきあう食事交流会、地域の住民が列をなして開門を待つバザーやお祭り……。朝鮮学校は機会あるごとにその門戸を開きながら、誰もが在日朝鮮人と出会える場を提供すべく日々努力を続けている。朝鮮学校を知ることがすなわち在日朝鮮人の歴史と現在を知ることにつながり、在日朝鮮人の歴史と現在を知ることがすなわち、在日朝鮮人への差別や暴力にともに立ち向かう仲間を増やすことにつながるからだ。

 実際、朝鮮学校と出会った人々の多くが、それまで持っていた自らの先入観や偏見に基づく朝鮮観を問い直し、日本政府や自治体による各種支援制度からの朝鮮学校の除外など、現在も続く日本の植民地主義の有り様に憤り、その根絶のために立ち上がっている。学校給食の対象外である朝鮮学校の子どもたちのために給食をつくって提供する。日本政府や自治体からの支援がほぼ皆無であるため厳しい運営を強いられている学校を支えようと、保護者たちが販売するキムチを買って財政を支える。生徒たちの感性豊かな絵画を多くの人々が鑑賞できるよう、各地で展示会を開催する。コロナ禍での学校支援策からも除外された朝鮮学校のために、寄付金を募って渡す。その姿を、そのつながり方を、ぜひ本誌で確認してほしい。そして、もしあなたに在日朝鮮人の知人がいなければ、ぜひ気軽に近くの朝鮮学校とつながってほしい。

 ピラミッドの土台が崩れれば、その上部も自ずと崩れていく。その日を信じて、ヘイトのピラミッドを打ち崩す場としての朝鮮学校で、今日も人々はつながっていく。

『人権と生活』57号目次

人権と生活_57号表紙

■主張 ヘイトのピラミッドを打ち崩す場としての朝鮮学校で

■【特集】朝鮮学校とのつながり方~食べる・学ぶ・交わる~

◇日本人の責任として――城北ハッキョを支える会の活動 ……大村和子

◇トングラミ(川崎朝鮮初級学校の市民給食会)の活動――朝鮮学校とまーるくつながる―― ……平賀萬里子

◇差別を許さない仲間をつくる埼愛キムチ活動! ……金範重

◇山陰学美展は、こうして始まった。そして・・・ ……三谷昇

◇授業でも交流しよう!――千葉朝鮮初中級学校―― ……堀川久司

◇共に未来をつくる『友』として――「静岡朝鮮学校・友の会」の活動から―― ……林容子

■インタビュー

◇長崎由美子さん/朝鮮学校を支援し、差別と闘う活動には普遍的意義がある

■民族教育

◇朝鮮学校の子どもたちに東京都の補助金復活を! ……猪俣京子

■トピック

◇入管特例法等の改正――特別永住者証明書等の16歳の更新時の期限超過に対する刑事罰適用はなくなることに ……金東鶴

◇ヘイトクライムを再生産する日本の差別・排外主義―MBSラジオ社への抗議運動の経験から考える ……文時弘

■寄稿

◇日本のなかの「境界」――大村入国者収容所と在日朝鮮人―― ……李英美

◇在日朝鮮学生共同研究実践プロジェクト・朝鮮人犠牲者追悼碑調査活動について ……宋知樺

■連載

差別とヘイトのない社会をめざして(16)ジェノサイドと上官の責任――関東大震災朝鮮人虐殺のタブー・摂政裕仁の責任をめぐって ……前田朗

■会員の事務所訪問

◇蔡成浩さん(不動産鑑定士)/同胞社会のニーズを汲みながら、専門家集団としての役割を果たしていきたい

■会員エッセイ

◇百年の指針 ……鄭優希

■書籍紹介~人権協会事務所の本棚から~

■注目ニュース

■人権協会活動ファイル 2023・5~2023・10

■資料 在日同胞・在日外国人人口統計、在日同胞帰化許可者数統計

『人権と生活』56号目次

【56号正誤表】

1. 誤字:9頁 上段 11行目 「真理」→「心理」

2. 挿入:10頁 下段 19行目 「なくなり、自助融和会による――」→「なくなり、37年9月は自助融和会による――」

3. 誤字:11頁 注26 「35年の追悼会を最後に」→「翌36年の追悼会を最後に」

■主張 声をあげ続けよう、関東大震災時の悲劇が繰り返されることのないように

■【特集】関東大震災朝鮮人虐殺100年に際して

◇関東大震災朝鮮人虐殺に対する植民地期在日朝鮮人運動と100年目の課題……鄭永寿

◇関東大震災の流言蜚語と大阪の朝鮮人――そして最近の虐殺事件矮小化の動向に対する記憶の継承の重要性……塚﨑昌之

◇関東大震災時の朝鮮人虐殺の歴史的背景――日本軍隊の植民地戦争経験から……慎蒼宇

1923年9月3日の「体験」とは何であったか――ドーティー/ジョンストン日記を読む……鄭栄桓

◇東京都人権部による歴史否定と在日コリアンへの差別を理由とした「検閲・上映中止決定」が明らかにしたこと……飯山由貴

■インタビュー

◇梓澤和幸さん/「在日外国人という問題は、日本人一人一人の生き方と世界像の変革をせまっている」

■民族教育

◇広がり、積み重なる朝鮮学校差別是正勧告――国連・自由権規約委員会第7回日本審査と第4回UPR日本審査を受けて……朴金優綺

■寄稿

◇佐渡鉱山・朝鮮人強制労働の実態……竹内康人

◇『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』をめぐって―歴史と向き合うことの意義……熊野功英

■連載

差別とヘイトのない社会をめざして(15)コリアン・ジェノサイドを考える――関東大震災朝鮮人虐殺100年を契機に……前田朗

■追悼

◇故・洪祥進氏を追悼して……空野佳弘・尹峰雪

■会員エッセイ

◇日本軍性奴隷制サバイバーと4・23アクション〜“出会う”と“これから”を共有する場を志向して〜……池允学

■会員訪問

◇瀬戸徐映里奈さん(近畿大学人権問題研究所所員)

■書籍紹介~人権協会事務所の本棚から~

■ニュースTOPICS

■人権協会活動ファイル 2022・11~2023・4

■資料 出生死亡(1955―2021)、同胞婚姻統計(1955-2021)、同胞離婚統計(1955-2021)